にきびができやすい条件を備えている男性の肌

男性は女性よりも皮脂量が多い傾向にあります。
その差は約2倍ともいわれているのですから、これは相当な差です。
しかも、水分が少ないというおまけ付き。肌にとってはとても傷つきやすい状態といえます。

肌が乾燥を感じると、潤いを保つために皮脂を分泌するように働きかけます。
必要量であれば問題ないのですが、これが過剰に分泌されるとベタベタとした脂っぽい肌へとなります。
多すぎる皮脂量は毛穴のつまりはもちろん、アクネ菌などの細菌の繁殖を促しにきびや吹き出物を作っていきます。

では、どうして皮脂量が男性と女性ではこうも大きく違うのか?

それはホルモンバランスが違うからです。

皮脂は皮脂腺と呼ばれるものから分泌されます。
この皮脂腺は、手ひらや足の裏を除いたすべてにあり、特に顔と頭は多く分布。その密度は男性も女性も同じくらいです。

皮脂腺の活動はホルモンによって促進、抑制されており、活動を促進させるのが男性ホルモンであり抑制するのが女性ホルモンです。

ですから、思春期から老年期にはいるまで男性ホルモンの分泌量が変わらない男性は、どうしても脂っぽい肌、つまりはオイリー肌となりやすいのです。

さらに悪い事に、男性の肌は水分が不足しがちの乾燥肌となりやすい特徴も持っています。

肌の水分は角質層で守られています。
この角質層の水分というのは、加齢とともにどんどん減少していきます。そして、この角質から水分が蒸発するのを防ぐガードとなっているのが皮脂です。

多すぎる皮脂は困りますが、皮脂がなくなってしまうのも大問題。
皮脂と水分量がバランスよく保たれるのが、お肌にとっては一番良い状態なのです。

ところが、男性の肌は最初に述べたとおり、皮脂量が多く水分量が少ない若い頃は気にならなくても、加齢により徐々にひどくなる人もいます。
よく「中年になると脂っこくなる」といわれますが、これはあながちウソではないのです。

にきびは国籍も人種も超えた世界共通の悩み

にきびで悩むのは日本人だけではありません。
世界中の人々が悩む症状であり、それはまさに世界共通の肌トラブルといってもいいほどです。

驚くことに世界共通のにきび対策、つまりは治療ガイドラインもあるほどなのです。

日本でも2008年ににきびの治療ガイドラインが作成されました。
にきびの症状にあわせた治療方針をはじめ、外用レチノイド、抗菌薬といった薬を推奨しています。

美容皮膚科の受診を考えてはいるけれど、ちょっと不安だな…という人は、ちょっと目を通しておくと安心かもしれませんね。